2008年8月20日(水)
北京市内のジャパンハウスにて体操男子6名が会見
オリンピックに向けて8回の合宿を行った体操男子一同。
合宿の第1目的は、「Aスコアを上げること」と「着地の強化」だったそうです。
具志堅監督はその目的達成具合に対し、「60点ぐらい、大学の評価で言えば留年はしない、ギリギリ進級」と評価。
その中でも着地に対しては大きく反省すべき点があると述べています。
予選 43回中15回成功(あん馬を除く5種目の着地)
決勝 27回中7回成功(同上)
半分は止めたいという目的を持っていたそうで、今後の課題として挙げていました。
「でも選手はその目標に向けて頑張った、と言うことでご苦労さんと言ってあげたいです」とのこと。
冨田選手のコメント
合宿を重ねていく内にチームワークも良くなった結果、銀メダルを取れて本当に嬉しく思っています。
中国に大差をつけられた形になりましたけど、みんな精いっぱいやりましたし、この結果には僕自身満足しています。
(今後の去就については)終わったばかりなので、正直体の方も気持ちの方も今の段階では前に進むという気にはなれないです。ゆっくりしてから現役を続けるか、指導者の方に行くかり考えていきたいなと思ってます。
鹿島選手のコメント
みんなで勝ち取ったメダルなので凄く価値のあるものだと思ってます。
僕はこういう舞台に立てて、こういうチームで闘えたことを凄く誇りに思いますし、この結果を嬉しく思います。
(今後の去就については)まだ終わったところなので、少しゆっくり考えたいなと。
中瀬選手のコメント
オリンピックの代表が決まってから、長い合宿をともに過ごしてきたメンバーでメダルを取れたということは、何よりも嬉しく思っています。
沖口選手のコメント
銀メダルを取れたときは合宿の大変なことを思い出したら凄く嬉しかったです。でも緊張してて、やっぱり。でもこれもいい経験になったかなと。
次は自分の力をもっと出せるように、次に生かしたいと思います。
坂本選手のコメント
今まで8回の合宿を必死にやってきて、まずみんなで怪我なく試合を楽しめたことが凄い嬉しいです。尚且つ、銀メダルでしたけど、必死でやった結果の銀メダルだったんで凄く嬉しく思ってます。
(銀メダルの実感は?)試合が終わってから結構日にちが経ってるんですけどそんな実感はなく、個人も種目別も何にも出てないんで観光客みたいになってるんですけど。
(今後の抱負は?)体操を怪我なく続けていくことと、団体にもっと貢献したいのと、またこういうチャンスがあったときに、観光客になったりしないようにしたいです。
内村選手のコメント
今回オリンピックという試合に出られて、団体で銀メダル、個人でも銀メダルを取れて初出場にしては出来過ぎかなと思ってるんですけど。まだ中国が全然強いし、いい経験もできたし、新しい目標もできたんで、凄くいい経験ができたなと思ってます。
(新しい目標とは?)中国があまりにも強すぎるなと感じて。中国の次に強いのは日本なんで、日本の強いところをアピールしていって、取り合えず団体では金メダルを狙えるようにしていきたいと思ってます。
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8月21日(木)
全員で帰国、千葉県成田市内のホテルで記者会見
6人は「終わってほっとしている」と口を揃えた。
冨田選手のコメント
北京オリンピックは幸せな時間があり、幸せな空間だったので僕にとっては幸せなオリンピックでした。
6人が日本らしい美しい体操をして勝ち取った銀メダルなので本当に嬉しく思いますし、このチームで頑張れたことを誇りに思います。
今は正直疲れ果てたので、試合に向けてというより休みたいという気持ちです。
鹿島選手のコメント
アテネが終わってから怪我に悩まされたんですが、本当に多くの方に支えられて大会に出られたので僕にとって感謝のオリンピックでした。最年長なんですけど、若手に引っ張ってもらって試合に臨めたことを感謝しています。
中瀬選手のコメント
夢の舞台に立てるということで、すごく充実した日々を過ごせ、一生の思い出に残る大会でした。
現地に入ってからプレッシャーのかかってくる毎日でしたが、落ち着いて自分の演技ができ、チーム全体としても合宿でやってきたことをほぼ出せたんじゃないかなと思っています。
今年の国内大会はあと社会人大会と全日本が残っているので、体を休めつつ今の調子を落とさないように調整していきたいと思います。
沖口選手のコメント
テレビで見ているだけでもすごい緊張して、こんなところに自分は平常心で立てないと 思っていた場所でしたが、意外といつもの試合と変わらない緊張感で立つことができました。選手村でも試合でも緊張の中でも楽しくできて、先輩たちも優しい 人たちばかりで気を楽に持って体操ができました。またこのメンバーで試合をしてみたいとも思います。
今、体は動きたい気持ちなんですけど、頭の中は休みたいという金縛りのような状態です。
坂本選手のコメント
北京オリンピックは初代表で味わったことのない試合だったんですけど、すごいいい経験だったと思います。
1週間後にインカレがあるんですけど、試合が終わってから思うような練習ができていなかったんで、これからしっかり調整して臨みたいと思っています。
内村選手のコメント
僕にとって北京オリンピックは今までに味わったことのない試合で楽しい舞台でした。ずっと張りつめた状態でやってきて、良い結果が出せたので次につながると思うし、これからまた頑張っていきたいと思います。
今は1週間後にインカレがあるので、ほっとしているんですけど気は抜けないなという感じです。
えっ( ̄□ ̄;)
冨田選手も鹿島選手も引退を考えてしまうの?????
...体操の平均寿命ってどれくらいなんでしょう。
願わくば、まだまだ2人の体操を観てみたいと思ってしまうファン心理。
鹿島選手のあん馬も見たいし、冨田選手のオールラウンダー振りも見たい(≧ω≦。)見たい、見たい!!
でも1番良いのは、本人が納得することですもんね。
外野がウダウダ言っても、演技するのは本人だし、自分の体や気持ちは本人にしか分からないもんね。
分かっちゃいるけど...一応、こんな小さな場でも「見たい!」と言うことは叫んでおこう(*´艸`)
<グチグチ愚痴コーナー突入>
でもでもさ...内村選手は「ロンドンは自分が引っ張りたい」って言ってるし、NHKで6人がインタビューを受けた時(見逃したけど)にアナウンサーの「若手の皆さん、ロンドンも頑張ってください」発言があったみたいだし。端から上2人は次はいない発言?とか邪悪な心を持った私は...いや、もっと2人の体操が見たい私としては思ってしまったりしてしまったり(;^o^A)
326さんのBlogにさ、柔道の野村選手のことが書いてあるんだけど(仲良しらしい)、「野村選手のかわりに出た平岡選手」って書いてあるし...いやいや、代わりじゃないよ( ̄Д ̄;;
平岡選手は自分の力で代表権をもぎ取ったわけで、野村選手は自分の力が足りなくて代表から落ちたわけで...代わりという意味合いは合っていないと思う。結局、負けたからそう言われちゃうんだと思うけどさ。
人其々、全ての事柄に対して感じ方は違うなぁ〜と思った。だから私も自分の考えです!と言う事を強調して書くようにはしているけど。って誰も見てないから意味なしッス(-_-;)
冨田選手がいなかったら、体操を観ることはなかっただろうな...とシミジミ思いました。
そして、アナウンサーの言葉、「冨田の演技に私たち(外野ってことね)は色々な思い、期待をかけますが、冨田はそれを全て受け入れて、その上で美しい日本の体操、冨田の体操を貫いてきました」...なんだかジーンときてしまいました(年かしら?)。
<話し逸れまくりコーナー突入>
主将に加えて、4,5年に渡っての今回もエース...こんなに大きな重圧を2つも任せるんじゃね〜よ!!大変過ぎるだろ〜!!でもそれだけ任せても大丈夫、って周りが判断したってことだよね...27歳は世間ではまだまだ若いのに、大きな人だ、ホントに。
冨田選手に限らず、トップアスリートの方々は文句の1つも言いたいだろうな、と思う場面が幾つもありまして。
私だったら、「外野がガタガタうるせぇ〜んだよ!!」くらい絶対に思うもん(;^o^A)
今回、某オリンピック特設HPにあるコメント欄(今日見たらコメント欄がなくなっていた)では、柔道の谷選手に対する批判意見がたくさん見られました(見たんかい、自分
)。
柔道を見た自分としては、銅メダルでも凄い結果を残す人だな〜と思っていたけど、そうではない方が一部いたらしく。その中で、「何様?」って投稿があって、それに関しての意見投稿(「谷選手は全然偉そうにしていないと思う。オリンピックに5回出場して全てでメダルを獲得している。俺だったらふんぞり返ってるぞ。」)に凄く共感しました。
井上康生氏も前に言っていました、「あの精神力は凄過ぎる。どういう構造なのか1度じっくり話しを聞いてみたい」と。あっ...話しが柔道に流れた(;^o^A)
こんなにダラダラ書いたけど、「冨田選手の体操がまだ見たい」の一言に尽きます。
気長に答えを待ちたいと思います(*^▽^*)
坂本選手について。
母が「良いとこのお坊ちゃまって感じだよね」と言ってから、そう見えて仕方ありませんw
確かに、「育ちが良い箱入り美男子」って感じですよね、色白だし。
「観光客になっていた」の発言ですが、冨田選手と内村選手に加えて、坂本選手も個人総合決勝への出場を狙っていたそうです。
でも予選で幾つかミスを重ねてしまい、出場には至らず...その悔しさの表れなんでしょうね。
--追記--
...ではなく、予選時の総合点(日本選手の中で)は内村選手に続く2位だったそうです。
しかし、3位(珍しい)の冨田選手が成績関係なく、個人総合に進むことは試合前からチームの決定事項であり、加えて1カ国2名までしか進めませんので1位の内村選手と冨田選手が進んだと言うことです。納得はしていたでしょうが、悔しい思いはあるでしょうね。失礼しましたm(_ _)m
でも、観光客って発言をする辺りに、気の強さが思いっきり出ていますね。若いって素晴らしい!
またあの跳馬が見たいな〜。
でも安定感のあるあん馬とつり輪が得意らしいです(≧ω≦。)
坂本選手自身もそのスペシャリストとして呼ばれたことを自負している、という記事を読んだのですが...以前、冨田選手の特集TVだったと思いますが、あん馬とつり輪は使う筋肉が全く違うらしいのです。
あん馬は柔らかな筋肉を、固いと旋回の時に邪魔になってしまうとか。つり輪は逆で力を抜くところがないため、力強い部分が求められるとか。
その両方を兼ね備えた希な筋肉を持つオールラウンダー・冨田選手、と言うような内容だったと思うのですが...ってことはよ、この両方を得意として、且つそのスペシャリストとして北京オリンピックの代表にまで上り詰めた坂本選手もその希な筋肉を持っている選手ってこと...じゃないの?
まぁ、だいぶ掻い摘んで書いたため、それだけではないことは承知の上ですけども(;^o^A)
演技の時、解説の方が「きい(?)反応が凄すぎて、時に自分を制御できなくなるくらいなので...」と仰っていたので、自分をコントロールできるようになった時は物凄い力を発揮するんだろうな〜と思っています。
残念だったのは沖口選手、かな。
首を痛めていたらしく、予選でも床と跳馬のみ、決勝では床の演技しか観ることができませんでした。
跳馬が得意らしいので是非見てみたかった...予選の跳馬、TV放送なかったし(*T^T)
まだ若い選手なので、次に期待ってことで。
この沖口選手、跳馬では「ロペス」という難易度の高い技を披露するそうです。この技は今回の代表6名の中でも沖口選手しか飛べないんだとか。しかも、前を向いての着地が苦手で怪我をしてしまったため、後ろ向きの着地であるこの技を練習して習得したんだとか。加えて床も得意らしいです。今回のオリンピックでは余り技を披露することが出来ずに悔しい思いもしたことでしょうね。
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