2015年アスタナ世界柔道選手権大会
カザフスタン・アスタナ
8月24日(月)~30日(日)
来年はオリンピックですからね。
日本柔道は強い!という事実を、世界に見せつけられた結果でした。
そして選手の皆さんのハッキリとした意識を持ったコメント、本当に頭が下がります。

[0回]
<女子48㎏級>
近藤選手、若さゆえ?の苛立ちが手に取るように分かり、冷静さを欠いていましたね。
韓国選手はこういった試合の進め方が上手いよねぇ。
見ている私もイライラしましたが、それを逆手に取るくらいの余裕が欲しいところ。
<女子52㎏級>
膝の大手術を乗り越えての復活、金メダルを獲得した中村。
やっと自分の膝になった、との言葉通り、立ち技も寝技も冴えてしましたね。
残り2秒での逆転劇に思わず叫びました!!
経験も然ることながら、こういった冷静な心を持つ安定した選手です。
<男子66㎏級>
4連覇がかかった今大会で何と3回戦負けを喫した海老沼。
本人も納得せざるを得ない見事な一本を取られてしまいました。
今後を見据えた冷静なインタビュー、新たな課題が既に見えているような印象を受け、次はやってくれるだろうと頼もしささえ感じました。
下からの突き上げも厳しい海老沼の階級ですが、焦らず突き進んでくれますように。
髙市選手は個人戦でも1回戦敗退、団体出場も敗戦と悔しい大会になってしまいました。
4月の全日本選手権、決勝で見せてくれた海老沼との素晴らしい攻防がまた見たいです。
<男子100㎏超級>
顔先行で実力が飛び抜けていないと思っていましたが...強いね、七戸!!
決勝のリネールとの実力差はさすがに否めませんでしたが、穴井さん曰く以前よりも勝つチャンスは近付いているらしいよ。
これは期待出来そうです。
<団体戦>
団体戦、男女金メダルと素晴らしい結果で大会を終えることが出来ました日本勢。
特に団体女子は決勝戦5-0で勝利、他3回含めて20戦全勝!!完全勝利!!!
最後、結果は決まっていたけれど、大将山部選手の完璧な払腰に大興奮しました。
男子は辛勝で上がって来て、最後も互角ながらもきっちりと勝利を収めてくれました。
2-2の最後、大将戦で登場、見事に指導勝ちで日本の優勝を決めてくれた王子谷選手。
どこぞの田舎の坊ちゃん的な風貌で、良い人感丸出し(●´∀`)ノ
終わった後も相手に対して笑顔で「ありがとうございました」という姿に私も何故か笑顔に。
最大のプレッシャーがかかる試合を決めてくれた強靭さと醸し出す穏やかな雰囲気で忘れられない存在となりました。
女子解説の佐藤愛子さん。
落ち着いて分かりやすい説明、選手と近い立場にいるコメント、素晴らしかったです。
男子解説の穴井さん。
各選手の説明も分かりやすく、感情のこもったコメントもまた良かったです。
今大会の放送がとても分かりやすく、見やすい構成でした。
過度な煽りVTRもなく、選手の試合もまぁ均等に、インタビュアーの三四六さんも落ち着いた紳士だったし、日本選手が出場できなかった決勝も流してくれてとパーフェクト!!
夜中の放送だったことも大きいでしょうが、私はとても楽しめました。
そして。
野村忠宏さんが引退されました。
残念。
もう1度、世界で戦う姿を見たかったです。
柔道界初の3連覇を成し、記録にも記憶にも残る選手。
世界の柔道家が知る「野村」、その存在感は今後誰にも越せないでしょう。
トークも軽やかで試合は素晴らしい、柔道ファンでなくとも知る存在。
今後は指導者としての道を目指されるそうですが、柔道界の発展のためにもTV界での活躍も期待します。
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