前回のロンドンオリンピックでは、男子個人が銀、女子団体で銅を獲得したアーチェリー。
その後、メダリストとしてTVに出演しており、女子の蟹江さんと早川さんの個性的なキャラが際立ちました。
(現在、蟹江さんは引退してコーチの道へ、早川さんは一時引退したものの、今年に入って現役復帰)。
その傍でニコニコ微笑んでいた男子の古川さん、大人しい雰囲気な女子の川中さんは今回も登場。
残念ながらメダルには届きませんでしたし、試合もBSのみと相変わらずマイナーな感じで、私もダイジェスト場面しか見れていません。
アーチェリーは、70m先の的に矢をあてる競技です。
1セット3本、合計点数が高い方がセットを取り2点、同点で1点ずつ分け合う、それを計5セット。
先に3セット取れば逆転は不可能なので競技終了、5セット終わって同ポイントだと延長、延長は一発勝負。
95%がメンタル重視だそうです。
的へ矢を放つ瞬間に最大の集中力を持ってこなければいけないそうです。
相手の調子にも、また自分の調子の良し悪しにも左右されずに平常心で挑む心が必要とされます。
また屋外競技の為、天候にも左右されるので、風を読む力もそこに加わってきます。
2016年8月10日(水)~13日(土)
男子個人 古川高晴
1984年8月9日 近畿大職員
1回戦 ○7-1 Mitch Dielemans(オランダ)●
2回戦 ○6-0 Baard Magnus Nesteng(ノルウェー)●
3回戦 ○7-3 Juan Rodriguez Liebana(スペイン)●
準々決勝 ●2-6 ブレイディ・エリソン(アメリカ)○
ベスト8
コメント
「・・・負けた時のコメントを準備していなかったので・・・力は出し切れたとも言えないですし、でも全然出なかったと言えばそうでもなくて、半分満足、半分悔しいという感じです。(儒準決勝で矢が流れたことについて)僕が感じていたのは、左右変わっているなと思ったんですけど、多分ずっと右からの風だったので、その冷静な判断が出来なかったと思います。
なかなかこれだけのお客さんの中で打つことってオリンピックでしかないので、多分、東京はもっと注目してもらえるのかなと思ってるので、団体と個人しっかり両方で結果を残せるように、また4年間鍛え直したいと思います。また頑張ります、見守ってください。ありがとうございます。」
前回銀メダルということで、今回も注目されていた古川選手。
どこかで目標はベスト8と読んだので、さすがはアーチェリー選手、冷静に自分を見極めて掲げた目標は達成しています。
しかも3回戦までは圧勝ですからね、出場選手の実力の幅の広さを感じますね。
準々決勝の相手は格上、最後追い詰められた場面で10点を取り、解説の人も「強くなりました」と一言(まぁ、相手がそれ以上に乱れず、結局負けてしまいましたが)。
アーチェリー、不思議な競技です。
見ているこっちも緊張するし、集中するし、力入るし、よし!と思うけど、騒がず、静かに見ている自分。
コールや応援歌、大声で応援よりも、拍手が最大の賛辞みたいな。
登場から試合中、終わりも淡々と進むので、一試合は意外と短いですよ。
選手も試合中に笑顔が見えたり、最後も挨拶してサラッと立ち去る、余韻はほぼ無し。
もっと見たいなぁ。
[0回]
古川選手。
オリンピックは今回で4回連続出場、日本トップクラスのアーチャーです。
ちょっと調べて、残っている映像なんかを見ると、穏やかな人柄が感じられます。
ニコニコしていて、優しい雰囲気、意外に低い声と喋り方が可愛い人です。
そんな性格が表れるように、試合中も合間合間にニコニコ笑顔、でも勝利したら喜びを爆発。
特に、銀メダルを獲得したロンドンオリンピック、銅メダルを獲得した去年の世界選手権での笑顔が印象的。
ロンドンのメダル授与式ではニコニコして、手を振り続けていましたよ(●´艸`)
周りへの感謝に気を取られ過ぎたのか、金メダルのオ・ジンヒョク選手から、「集まって写真撮るぞ」的な突っ込みを受けたりして(●´艸`)
(そのジンヒョク選手、今回のリオは韓国内の争いに敗れて、出場できませんでした。)
アーチェリー個人、孤独な戦いですが、1人コーチが付きます。
一矢を放つごと、1セットが終わるごとにコーチと話したり、視線を合わせる場面が多く見られます。
そのコーチ、今大会には今までとは大きな違いがありました。
それは古川、女子選手の川中、永峰を普段から指導している金コーチの帯同です。
(今までは松木コーチが古川さんについていました。協会の人かな?ナイスショットに声を掛けたり、ニコニコ微笑んで見守ったりしていた人です)
金清泰コーチは2000年シドニー五輪で金メダルを獲得(韓国代表男子団体)し、現在は近畿大とミキハウスでコーチを務めています。
これは選手からの要望で実現したことだそうです。
女子チームでの贔屓、首脳陣によるミスで川中が棄権扱いとなる等々の不満が募り、協会との話し合いの結果、6月に金コーチの帯同が決まったよう。
選手から、「非常に心強い」との言葉もありますが、要望を出した以上、結果を残さないと、とのプレッシャーもあったのではないかと想像できます。
でも選手は戦い抜きましたからね、結果はともかく、疑問が幾つか。
古川選手、風を読み間違えて左に大きくズレるというミスが準々決勝でありました。
コメントでも、自分が読み間違えたとのことですが...アドバイスは?
コーチって真後ろにいますが、そういった時にアドバイスするんじゃないの?
ゴルフのキャディ的な感じかと思ったら、ちょっと違うようですね...疑問。
ダイジェストで見たので何とも言えませんが、笑顔が少なかったですねぇ。
過去2試合を見ると、ニコニコ笑顔が見られる古川選手ですが、今回は表情も硬いような。
「納得いくショットが少ない」と3回戦までを終えての発言にあるように、厳しい試合だったのでしょうか。
面白いですね、アーチェリー。
人って、やっぱり顔に出ますからね。
技術以上に、微妙に変化の出る表情とかを見ているこっちも予想出来るような展開が魅力的ですね。
それこそ、ファンの人はその選手の表情とか読み取れるようになったりするのかな。
ということも踏まえて、今後も注目していきたい競技ですが...何せ、情報が少ない。
頼みますよぉ~。
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