female
[公開]
2005年5月
[作品]
- 太陽のみえる場所まで (大塚ちひろ 石井苗子 片桐はいり)
[感想]
以前、「女たちは二度遊ぶ」と言う短編5作が入ったDVDを拝見、それがとても良かったので同じようなパッケージ(後ろが)を見つけて借りてみました。
借りてびっくり!
エロイですね...Sexシーン連発で驚きました...そんなつもりじゃなかったからさ。
1人で見て良かったよ。
テーマは「エロス」らしいですね、どうりで...って、そのまんまだしっ!
孤独な女の日常って感じでしょうか、一言で表すのならば。
不満がある女のもがきと言うか、何か変化を求めているような思いがあったように感じます。
「桃」が1番良かったですね。
池内博之さんに目を奪われました。
こんなに存在感がある人だったっけ?と、新たな一面を見た気がします。
この作品の中で1番のエロスは池内さんだったな、それくらいセクシーでした。
長谷川京子さんは綺麗、台詞の棒読み加減を踏まえた上で「虚しさ」が漂い尽くしていました。
きっと彼女は、今現在でも楽しいことなんて何1つないんだろうね。
「太陽の見える場所まで」は年齢がハッキリと出ていた。
若い女性の悩みなんて糞!って言いたくなるくらい、世の中を知り尽くしていて、ドン底でもがく事すら出来ないオバサン2人が輝いて見えました。
原作の室井佑月さんの作品は(数える程度ですが)読んでいます。
男とのズブズブ恋愛もの!ってイメージだったので、女3人の物語は意外でした。
決して爽やかではないけれどね、不幸で底辺を彷徨う女の話しが巧い作家さんだと思います。
「女神のかかと」は勘弁して欲しいですね。
小学生を持って来ないで...これはキツイ。
綺麗なお母さんに憧れる気持ちはあるだろうし、6年生?くらいになればエロ方面に興味も出てくるだろうけれどさ...実際はそうかもしれないけれど、映画でそれを鮮明に描かないで欲しいな。
何か、演じている男の子が可哀想に見えてきた。
この映画を見てから、原作を読んでみました。
訂正します!
室井さんの物語は女3人ではなく、男1人と女2人の物語でした。
5作全てが原作とは微妙又は大きく違い、どちらを見ても面白いと思います。
強いて挙げれば、唯川恵さんの「夜の舌先」が1番近かったかな。
私は彼女の本が大好きで、小説ものは恐らくほぼ読んでいると思います。
(失礼ながら)話しはそんなに際立つものでもなく、意外性がある訳でもないのですが、とても読みやすくて楽しくて止められない、そんな文章です。
唯川恵さん、おススメです。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。