熱血！二代目商店街

熱血！二代目商店街


[公開]
1999年、ビデオ映画として発売


[出演者]
竹内力
中野英雄／遠藤憲一／山口祥行
勝村政信／小沢仁志／小沢和義
寺島進


[感想]
とても面白かったです
少し昔を思い出させるような、賑やかで明るい商店街で店を構える人たちの物語です。
主要キャストのキャラが確立されていて分かりやすく、コメディーだと思います

そして皆さん、普段の役柄とは180度違っていて驚くばかり。
特に、私は花屋の兄弟（小沢兄弟）が出て来る度に爆笑もん(*≧3≦)ノでした。
Vシネマを見る人には、この主要キャストの豪華さが凄くよく分かると思います。

あらすじは本当に話の流れだけを追いました。
なので、それだけを見ると「商店街の危機」って話しなんですが、是非見てくださいっ
皆が皆、ハシャいでいますからっ！！
出演者のキャラや人情話し、爆笑もんな場面だったり．．．それは見てのお楽しみ。
方言を自由自在に操って迫力満点の極道を演じている方たちが情けなかったり、アニメ好きだったり、兄弟喧嘩したり、子供みたいにハシャいだり、女にデレデレだったり．．．と。
それだけでも価値があるものではないかと思います。

豪華なメンバーと、そのキャラのギャップの面白さ、内容の素朴さに惹かれて、「爆裂編」（続編）も是非見てみたいのですが．．．何処にも置いてなぁ〜い

↓↓↓これより下は「熱血！二代目商店街」のあらすじです↓↓↓
（偶然見てしまった方のために反転させています）


[あらすじ]

• 魚屋：正木真司（竹内力）
  元暴走族のリーダーで、行動力があって慕われている。女には弱い。

• 八百屋：春田幸三（中野英雄）
  明るくお調子者で、いつも皆にカラカわれて、若干いいように使われている感も否めない。

• 肉屋：斉木（遠藤憲一）
  気弱でいつも女性陣に押され気味でクヨクヨすることも多い。

• 酒屋：朝本保（勝村政信）
  店は継がないと宣言して会社勤めをしており、仲の良かった真司らとは一線を置いている。

• 花屋：木下源太郎（小沢仁志）
  花の名前も覚えられず、フラワーアレンジメントも出来ないが毎晩アニメを見ては涙している優しい心の持ち主。

• 花屋：木下太助（小沢和義）
  レジがあるにも関わらず、つり銭を間違えては兄に怒られている。酒癖が悪いせいか飲み会には呼ばれないが、何故かいつも来ている。

• 居酒屋：秋葉一郎（山口祥行）
  両親が経営していた蕎麦屋を居酒屋に変えて1年が経つ。

• エンゼル食品：赤藤鷹雄（寺島進）
  真司らと揉めた若い過去があり、現在はスーパー本社の次長。店舗出店のために商店街の土地を買収しようとしている。

朝から響く魚屋の兄妹喧嘩の声、フレッシュジュースを売る八百屋といつもと変わらない商店街の姿がそこにある。
スーパーが出来てから売り上げにも影響が出ているが、今日も元気に盛り上げる二代目たち。

しかし、スーパー新店舗出店のために商店街の土地を買収しようと企む赤藤の出現で、組合は悩まされる。
長年この場所で定食屋を営んでいた主人は、赤藤の策略から土地を売らざるを得なくなり、商店街から姿を消す。
そんな雰囲気を払拭しようと、真司たちは居酒屋の一周年を祝して飲み会を開催。
スーパーの店長も本社に見つかると不味い、と言いながらも参加して大盛況。

しかし赤藤の手は緩まず、今度は酒屋の息子・保に好条件で土地の売買を申し出る。
それを飲んだ保は強引に店を売却しようとし、一線を置いていた真司たちに止められ、喧嘩に発展する。
決着を着けるため、夕刻の土手に向かい合う真司と保。
子供染みた勝負を日が暮れるまで延々と続け、遂に折れた保が土地の売却を諦め、真司たちに協力を申し出た。

青年部を発足させた真司たち主催のお祭りを開催することになった。
途中、幸三が自分が着いた嘘に苦しめられて姿を消す騒ぎもあったが、真司が尻拭いをして準備は続行。
スーパーの店長やパートさんたちの協力も得て大盛況のうちに幕を閉じた。
その様子を車の中から見つめる赤藤は敗北感とも羨望感とも言えぬ表情をして去っていくのだった。

そこへ樽酒が運ばれてくる。
無理やり任命した青年部会長の幸三を甲斐性無しだと責め、何か大盤振る舞いをしろとはやし立てる真司たち。
調子に乗った幸三が「店の野菜を全部あげま〜す！」と絶叫し、その瞬間に皆が八百屋へ走って消えていった。