パーティーは終わった
[TV放送]
2011年2月〜
[作品]
仲里依紗
津田寛治
[感想]
レンタルでの鑑賞。
最近、短編がお気に入り中で、目に留まりました。
主役であり、全ての作品に登場している仲里依紗さん扮する漫画家の妄想話しです。
仲里依紗さん、いいですね。
我侭女が似合う。
性格の悪い、キツイ女の役がとても似合うなぁ。
←良い意味でね。
「染められたい」
成宮さん、初めて見たけれど、その色気にドキドキ。
ちょっとホラーを感じさせるような終わり方で面白かったです。
あの女性は現実?それとも魔性の生き物?
夢中で取り組む成宮さんにはやつれ感が伺え、丸で何かにとりつかれているよう。
でも画家って異色だから、それが描くべき作品に出会えた時に発揮される集中力と言われれば、そう見えなくもない。
彼女の最後も自分が女としてどれ程評価されるのか、それとも彼の才能を引き出させたであろう女性に対する嫉妬から自分も同じことをしようとしているのか...どんな方向にも取れる結末になっていたのが、またこの作品の魅力でもあると感じました。
深読みしようと思えば幾らでもいける、不思議な作品です。
「捨てたい」
ムサシ演じる永山さんがとても可愛いです。
母性本能をくすぐられるってこういうこと!って言うくらい、愛らしい男性です。
それに比べて冷た過ぎる仲里依紗さん、彼女の性格の悪さが彼の可愛さを引き立てている。
この作品を映画1本として観て見たいと思うくらい、私は気に入りました。
どこで出会ったのか?どうして付き合ったのか?どんな過程を経て心が変わっていったのか?その後はどうなっているのか?
知りたい、掘り下げて欲しい、観たいです。
彼の1番好きだった部分が1番嫌いになってしまったパターンだと思うけれど、好きになるのも嫌いになるのも分かる気がした。
1度嫌だと思ったら、もうドツボのように嫌になってしまう。
でも、彼女が寂しさに襲われる度に、彼の優しさが切ないくらい身に染みて思い出されると思うなぁ〜。
後悔は無いだろうけれど、一生心に残る恋人として彼女の胸に刻まれると思う。
裏表なく、 見返りを求めない、計算のない優しさって宇宙一だと思っている。
でも別れた後、彼女はその優しさに苦しめられるかもしれない。
無償の愛って素晴らしいけれどある意味怖い、そんな彼は罪深い男かな?
なんて勝手に想像してしまったくらい、楽しい作品です。
「殺されたい」も「抱きしめたい」も良いです。
良いけれど...他の作品に比べて、見る側の想像力を掻き立ててくれるものではなかったかなぁ?
「殺されたい」は彼の素性よりも箱の中身が知りたかったけれど、例え知ったとしても然程の驚きはなかったと思うし。
「抱きしめたい」に至っては、何故に記憶喪失になったのか?ってところくらいしか謎がないんだけれど、まぁそれも理由は大したことなさそうだな。
観ていることが全て、以上!で納得出来る作品だったように思います。
「後悔したい?」も良かったです、小出さんはカッコ良いです。
こんな男は個人的には嫌だけれど、十朱にはピッタリな気がする。
この作品だけは彼女の妄想の話しだけって訳ではないので、他4作と少し違いますね。
それもまた飽きさせず、思わずニヤッとなってしまう部分もありました。
でも踊りが下手でした、そこが残念。
[1回]
PR
*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。