ダーリンは外国人
[公開]
2010年4月
[出演者]
井上真央
ジョナサン・シェア
国仲涼子/國村隼/戸田菜穂
大竹しのぶ
[感想]
微笑ましい、心温まる素敵なお話でした。
出会いから結婚に至るまでの、王道的なラブストーリーという感じです。
羨ましくなっちゃった。
井上真央さん、初めて見たかも。
笑顔も服装も髪型も、雰囲気全てがとても可愛い人です。
コロコロと変わる表情が魅力的で、見ているこっちも元気を貰えそうな太陽みたいな人。
彼は彼女のことを思い過ぎて、2人のことを色々と考えてしまう。
彼女は彼のことを思い過ぎて、自分の考えで突っ走ってしまう。
すれ違いってこういうことね!って、実にわかりやすい問題です。
凄く気に入ってしまって、もう1度見たい衝動に駆られているのですが...1つだけ。
「やっぱり外国人との恋愛は難しいのかな...?」と落ち込む彼女ですが、そんな場面があったかな?と。
洗濯も食器洗いも掃除も、やり慣れていない人だったら出来ないのは当たり前。
食事作法も、マナーがなっていない人だったら知らないことは当たり前。
そんな人は日本人の中にもたくさんいることでしょう。
寧ろ日本が大好きな外国人の彼には、自分の常識外のことも理解していこうとする前向きな姿勢が感じられます。
こちらから「ありがとう」と言いたくなるくらい、好青年丸出しの素敵な男性です。
外国人であるがゆえのすれ違いが何処にあったのか、分かりませんでしたね。
唯一汲み取れたのは、外国人である彼は「キチンと口に出して何でも言って欲しい」、日本人である彼女は「言わなくても悟って欲しい」って感じが出ていたところかな?
でもそれって、日本人と外国人の差なのかな?
典型的な男と女の差だったように見えました。
日本人って難しいよね。
言わない優しさとか、耐える美学とか、自分を抑える傾向があるから。
意思表示をはっきりとする外国人から見れば、「そこはおかしい!」とか言われる要素満載だと思う。
それが日本人の良さであり、そこがあるから今の日本の評価があるだろうけれど、変化していく今の世の中では損をするであろう部分かもしれない。
映画の彼はそういった部分を難しいながらも理解してくれようとしたし、彼本来の穏やかな性格のお陰で大喧嘩に発展することはなかったんだろうと読めるけれど、普通なら怒鳴り合いの喧嘩でもしているのかも(*´艸`)
「外国人」をテーマに掲げた映画だからこそ、細かな部分が欲しかったなぁ。
まぁ、でも、人生ってそんなものなのかも。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。