2012年7月28日(土) 大会2日目
柔道
男子60kg級 平岡拓晃
1985年2月6日 了徳寺学園職
- 結果
- 2回戦:○ 一本(背負い投げ) Ashley Mckenzie(イギリス)●
- 3回戦:○ 技あり Artiom Arshanski(イスラエル)●
- 準々決勝:○ 優勢 Sofiane Milous(フランス)●
- 準決勝:○ 一本(大内刈り) エリオ・ベルデ(イタリア)●
- 決勝:● 一本(外巻き込み) アルセン・ガルスチャン(ロシア)○
2位 銀メダル
平岡選手のコメント
(試合後)北京で負け、次のオリンピックの金メダルだけを考えて、この4年間やってきた。悔しいです。
(一夜明け)調子は良かったが、決勝では一瞬の判断ミスで体の方向を間違った。
一番欲しい色のメダルではなかったが、色んな人にメールをもらって報われた。
私の感想
「おめでとう!」が1番相応しいよね。
北京からずっと悔しい気持ちを抱えて、4年もの歳月を過ごしてきた彼の気持ちを考えると、この結果に満足して貰って、私たち応援者も満足して、また次へと挑戦して欲しい。
彼は姿勢が良いですね、そこをとても誇りに思います。
ずっと姿勢が良い、見ていて気持ちが良い、堂々としている、とてもカッコ良い姿です。
ただ1つ、厳を担ぐじゃないけれど、勝手に思っていることがあります。
平岡も福見も勝った試合の何処かで安堵した表情を見せたんだよね、少し笑ったの。
数少ないですが柔道を見続けたきた中で、途中の試合で勝利して笑った日本人選手は余り見た記憶がありません。
それは駄目だとか言いたい訳ではなく...ただ、「見た記憶がないな」と思ってしまったの。
見た瞬間、少し驚きました。
難しいですね、ただの視聴者の立場で偉そうにごめんなさい。
<結果>
金メダル アルセン・ガルスチャン(ロシア)
銀メダル 平岡拓晃(日本)
銅メダル フェリペ・キタダイ(ブラジル) リショド・ソビロフ(ウズベキスタン)
<愚痴>
柔道とは...JUDOとは...何でしょうか?私もよく知りませんよ。
創設から競技に込められた意味、オリンピックに採用された経緯、知りませんよ。
勝てばいいのよ、勝てばそれが勝利だよ、勝者だよ、頂点だよ、分かってるよ。
でもね、でも、帯を緩めて外れて締め直す間に休憩を取るだとか、有効や技ありを取ったから残り数十秒は逃げ回るだとか...それが勝者だと、頂点に立つべき柔道選手としての真の姿でないことは分かりますよ。
立場が違うんでしょう、置かれている状況が異なるのでしょう、綺麗事では済まされない事情がそこにあるのでしょう。
でも嫌!!!素直に嫌なんだよっ!!!
準々決勝で平岡が勝利したフランスのSofiane Milous選手に注目しました。
相手の背中を持つ、所謂ヨーロッパ独特の変則柔道をする選手なので、試合内容は好みではありませんけれど。
彼が平岡に敗退した後に対戦した相手が、試合中に何度も(4回くらいかな?)帯が外れて直す間に休憩を取るような行動をし、指導を何枚も出されて結果、彼が勝利しました。
相手選手が帯を直す間、微動だにせず、イラついた表情1つせず、待っている姿に少しの感動を覚えました。
技術だけでなく、勝敗だけでなく、精神論も必要とされる柔道。
それをヨーロッパの選手らしからぬ(偏見かな?)侍根性で冷静に立つ彼を見て、今後が楽しみになりました。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。