体操男子
第14回ワールドカップ決勝大会
2008年12月13日(土)、14日(月) スペイン・マドリッド
【結果】
世界が誇るオールラウンダー・冨田選手の最後の試合、本当に最後の試合となりました。
その中で、見事に鉄棒3位!! 平行棒6位!!
おめでとうございますo(*^▽^*)o
種目別はスペシャリストが多いと言われている中、鉄棒の3位は本当に素晴らしいことだと思います。
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平行棒:
バランスを崩して足をバーにつけてしまうミス、終盤の後方屈伸2回宙返りでも大きく前に崩れてしまった。
鉄棒:
コールマンを見事に決めるも、その後2箇所で停滞。
伸身新月面宙返り(最後の降り技)は回転不足で前に大きく転んでしまう。
コメント:
(鉄棒について)残念ですが、注意していても体が動かない状態だったので仕方ないかなと思います。
しかし、最後に表彰台を経験できてよかったです。
とてもいい雰囲気の中で試合が出来て本当に幸せでした。
演技前は悔いの残らない よう精一杯出し切ることだけを考えて、演技に臨みました。
緊張感は特に感じることなく、この場で演技が出来る喜びをかみ締めていました。
(失敗に関しては)後半に体力的にきつくなるのが出てしまいました。
冨田選手が登場する度に、「1人の偉大な、美しい体操をする選手が今大会を持って引退します」と場内アナウンスが流れたそうです。
駆けつけた日本からのファン、地元の方も大きな声援と拍手を送っていたそう。
水を差すようで心苦しいのですが、敢えて書きます。
この大会は、それぞれの種目別ワールドランキングの上位10名が出場するそうで。
通常であれば、1位〜10位の選手が揃う訳なんですが...辞退者が多かったのです。
冨田選手が出場した平行棒と鉄棒は、上位が辞退をしたため繰り上がりで出場しました。
(あん馬は10位なので通常でいけば出場だったのですが、辞退したそうです)
本来であれば「世界の競合が集まる大会」ですが、辞退者がけっこうな数だったそうで、少し寂しい大会になってしまった、と言うような記事も目にしました。
でも、常日頃から冨田選手は結果に拘っていなかった。
「採点は人がするもの、自分は美しい体操をするのみ」との言葉もあったように、冨田選手が本当に満足していれば、それが1番素晴らしいことなんだと思います。
一ファンからすれば、記録にも拘ってしまうものですが...「記録より記憶」と言う言葉がこれだけ似合う人はいないのかもしれない(ゝc_,・*)
勿論、記録も素晴らしいものを残していますけどね。
欲を言えば、6種目の総合を見てみたかったのですが...致し方あるまい。
短い期間とは言え、冨田選手の体操を見ることが出来て良かったです。
今後は指導者の道を目指されると言うこと...自分以上の選手を育てて欲しいですね。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。