弱虫 -チンピラ-
[公開]
2000年11月11日
[出演者]
北村一輝
田口トモロヲ
星遙子/宮前希依
ガダルカナル・タカ/長門裕之
[感想]
北村一輝さん、大好きです。
あの妖艶な雰囲気と、鋭いような、トロトロしたような目が何とも魅力的。
初めて見たのは「大奥」、気になりだしたのは「あなたの隣に誰かいる」でした。
それ以来、好きな俳優さんです。
今回の北村さん(オサム)は実に情けない。
しっかりしろ〜!!と言いたくなるくらい、情けない。
意志のない目、気の抜けた感じ、その場に合わせるだけの会話、当時を考えても実年齢はそんなに若くないと思うけど、まるで10代の若者って感じ。
それに比べると、これまた大好きな田口トモロヲさん(船水)、カッコよ過ぎるよっ!!!
背も低いし、迫力もそんなにないけれども行動がカッコ良くて、あのカオルちゃんにくっ付いている倉本だと気付きませんでしたよぉ〜だ( ̄⊥ ̄ノ)ノ
知能派らしいので、全くヤクザらしくないヤクザですが、やることは怖いです。
最後、組長がオサムに殴りかかろうとした時、即座に止めに入って、「オサムは俺の子ですよ」っていうところがまたいいっ!!
愛する男の幸せのために身を引く女・ユミ(星遙子)。
今まで支えてきたのは自分なのに、オサムのために全てを捧げてきたのに、その男の気持ちは自分になかった。
経験がないので分かりませんが、でも愛していると言う気持ちは察するに余りあります。
そして娘にソックリな景子を溺愛し、そのせいで組どころじゃない組長(長門裕之)ね。
オサムバリに、ひょっとしてオサム以上に情けない男です。
船水さんに唯一の苦言を呈すとしたら、そんな組長を捨てられないところでしょうか。
それぞれのキャラが主張しまくり、目立ち過ぎ、濃すぎ。
だから北村さんの情けなさが人一倍目立つ感じです、組長もね。
2人は初めて会った時から惹かれていたってこと?
北村さんからしたら組長の女だから、踏み込むわけにはいかなかった?
どの部分で2人が惹かれ合ったのか、全てを捨ててもいいほどお互いが必要な存在になったのか、そこら辺が感じられないのが残念かも。
組部分は船水さんがいてくれたお陰でOKなんですけど...どっちつかずな印象も受けます。
主軸が組問題なのか、恋愛なのか。
恋愛だと思いますが、それならもう少し詳しく掘り下げて欲しかったって気もします。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。