ラマン Lamant
[公開]
2005年2月5日
[出演者]
安藤希
田口トモロヲ/村上淳/大杉漣
秋桜子/星遙子/大口広司
[感想]
カッコイイ田口トモロヲさん出演作の第1位だと思います。
でも借りる時、「エロティックコーナー」(not AV)に置かれていてビックリしたぞ。
そこまでキツイ描写があるわけではないのですが、内容が内容なだけに正解かも。
何度も見て、私が読み取った箇所があらすじに含まれているので、正解ではないかも。
それくらい、何もかもを誰もがハッキリと口にしていないのです。
愛人にした訳や、亡くなった男のこと、チカコに対する3人の男たちの思い...等々。
でも何か切ない。
優しいけど時には冷たい言葉もかけるAも、何もせずに見守るだけのBも、ひたすら体のみを求めるCも...本当に切ない、の一言。
それこそ本当に「弔い」に徹しているのか、でもチカコを1人の人間として認めているからこそ、もどかしさが生じるのか。
傍から見たら遊んでいるように思えるかもしれないけど、己の欲望に任せて大の大人3人が少女を弄んでいるだけ、とは言い切れない何かが垣間見えるんですよね。
あと、音楽が良かったです。
こんなに音に注目したのは、大好きなドラマ「東京ラブストーリー」以来かもしれません。
花火を見ている時や、最後の湖?に飛び込む3人とそれを見ているチカコの姿に流れる音楽が印象的です。
チカコは冷めた女子高生だし、男たち3人も多くを語らないし...ちょっと難しいかも。
でもこの映画、上手く表現出来ませんが、大好きなんです。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。