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*いこれ(女)が書く自己満足な記録型日記、好き勝手に書いています。
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タイヨウのうた

タイヨウのうた


[公開]
2006年6月


[出演者]
YUI/塚本高史
通山愛里
岸谷五朗/麻木久仁子


[感想]
時の経過が自然です〜っと入り込んでくるものがありました。
昼と夜の差、夕方の蒸し暑さが伝わってきて画面に見入っていました。

言葉のないゆったりとした空間から始まって少しの退屈を感じたけれど...前半部分は歌場面が多くて、「YUIのミュージックビデオ映画か?」とも感じたけれど、それらがあったからこそ後半がより目が離せなくなる展開になっていったと思います。

棒読み感丸出しのYUIも、恋どころか普通の生活さえ送って来れなかった年頃の女の子の空虚感が漂っていていたと思う。
でも終盤に近付くに連れ、笑顔も言葉も自然な感じに近付いていき、それが彼と出会って恋を知ったからこそ出てくる雰囲気なのかな?とも感じさせてくれた。

塚本さんも良かったです。
軽い感じの高校生(実年齢は当時24歳)だけれど中身は真面目で優しい。
何処にでもいそうだけれど、心の底に持っている強さを出せる人ってそうはいないと思う。
ただ、きっと彼は彼女を女性として想う以上に、ファンになっていたんだろうなと思う。

思わず涙する場面がチラホラとありました。
それはお父さん。
ぶっきら棒でもあり、優しくもあり、フザけたところもあり、でもそれらは全て娘への思いに溢れていたね。
何か最近は主人公の高校生よりも、その親たちに感動、共感させられる場面が増えてきました。
でも最後の「Tシャツで駆け回っちゃえよ」だけは頂けなかった。
罪の意識から逃れたいだけの、自分を守るだけの言葉だったような気がして。
娘のことを思う気持ちは誰にも負けないものがあったと思うけれど、病気のことを本当に理解していたのかすら怪しく思えてしまう言葉だったと思います。
結局は娘の方が大人だったじゃないか。
お父さん、しっかりしてくれよ!と思わずにはいられない最低の言葉だと思いました。

お母さん役の麻木久仁子さんには驚いた。
「Qさま!」とかで見る気の強さからか、プライドが高そぉ〜との印象があったけれど、今回は優しい母親を演じていて、それが見事にハマっていたから。
女優という印象があまりないけれど、けっこうたくさん出演されているんですね。

友達役の子も元気で明るく、彼女と対等でありながらもいざという時は支えると最高。
良い人たちの中で育ったからこそ、素敵な歌が作れたんだろうなと想像させてくれました。

最後、地元のラジオ局止まりってのも良かった。
これが全国的に話題になって、大ヒット!で終わっていたら、冷めていたかもしれない。
絶妙なリアルさが、この映画を見てよかったと感じられた箇所でした。

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↓↓↓これより下は「タイヨウのうた」のあらすじです↓↓↓
(偶然見てしまった方のために反転させています)


[あらすじ]
XPという難病を抱える薫(YUI)は太陽にあたることが出来ず、夜中にギターを持って公園で弾き語りをしている。
自宅に戻った明け方、サーフィンへ向かうために目の前を通る彼を見つめてから就寝する日々。

ある夜、友達を観客にして歌っていると、その彼が通りかかった。
我を忘れて追いかける薫は彼にダイブ、呆然とする彼に向かって大声で思いを打ち明けた。
それから数日後の明け方、その彼、藤代孝治(塚本高史)と再び出会う。
少し気まずかったものの明るい彼と会話は弾み、今度弾き語りを見に来てくれると約束した。

彼は来てくれたが公園には先客があり、落ち込む薫を見て孝治は原チャリで町へ連れ出した。
繁華街でのストリートライブは大盛況、観客もたくさん集まり、孝治は薫のファンになった。
その帰り道、孝治が告白して2人は付き合うことになる。
しかし日の出まであと10分、焦った薫は説明もなしに家に走って帰る。
訳のわからない孝治に、友達が薫の病気を話した。

心配して怒る父親(岸谷五朗)、「自分は人を好きになってはいけない」と薫は孝治を遠ざける。
落ち込むこと数日、夕食時に薫が食卓へ行くと孝治がいた、父親が呼んだのだった。
驚きながらも嬉しい薫、そこへ孝治は「薫の歌をCDにしたい!」と毎日アルバイトに励んでいることを報告。
そんな彼の思いが嬉しい薫だった。

孝治や友達、家族と楽しい日々を過ごす夏、しかし薫は左手に違和感を感じる。
体の麻痺は進行していくとの診断結果、ギターが弾けなくなったことで再び心を閉ざしかけていたが、孝治の支えでそれを乗り越える。
収録当日、緊張しまくる家族や孝治、落ち着いている薫は無事に収録を成功させた。

それから数日、防護服を着て海を見る薫は車椅子に乗っていた。
側には両親がいる、海でサーフィンをする彼を見つめていた。
それから間もなく彼女は亡くなった。
その後、地元のラジオ局で彼女の歌が流れた。


色素性乾皮症(XP)
この映画では「太陽の光にあたることが出来ない」という部分が強調されていますが、皮膚疾患や神経障害等も症状の1つであるようです。
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