サヨナライツカ
[公開]
2010年1月
[出演者]
中山美穂
西島秀俊
加藤雅也/マギー
石田ゆり子
[感想]
中山美穂さんが恐ろしく綺麗です。
大好きな女優さんなので、早く見たかった作品です。
予想を上回るほどの妖艶な女性っぷり、その点では大満足な作品でした。
一目惚れってあると思います。
何がキッカケか、理由が分からなくても惚れてしまうこともあると思います。
ただ、どうして惚れ続けていられたのかと疑問に思います。
そう思うほど、西島さん演じる豊に魅力を感じることが出来ませんでした。
マギーさんが素晴らしかった。
「時間?ねぇよ。」の時は、その哀愁漂う背中に思わず涙が...。
色々な作品に出演されていますが、けっこう印象に残る役柄が多いですね。
実は、マジシャンのマギー一族かと思っていた私(;^o^A)
時の経過にもちょっと違和感あり。
でも同じ人物が25年後を演じているのだから、多少の仕方あるまい。
魅惑の女性として見事なまでに美しさを醸し出していた中山美穂さん。
25年後の状況には、現実を思い知らされました。
素性の知れない、不思議な女性として生きていて欲しかった...けれども、そんな奴はいない。
彼に会いたいという思い1つだったのかな。
この映画の宣伝文句とも言える言葉、「死ぬ時、愛したことを思い出す?それとも愛されたこと?」
光子は愛したこと、そして沓子は愛されたことだったハズが...ってとこですね。
私は「愛されたこと」だと直感的に思ったけれど、要は「愛したこと」を思い出す方が幸せだ、って言いたい映画なのかな?と感じました。
貰うより与える方、尽くされるより尽くす方、そっちの方が幸せなのでしょうか?
いい年である私でも、未だに分かりません。
上記以外にも色々とツッコミたい箇所はありますが、とにかく豊に腹が立ってそれどころではない。
ズルイ奴、意味分からん。
結局、2人の女性の人生を台無しにした男。
が、しかし、女性2人とも何だか納得したような表情だから、尚更不思議。
愛して愛して愛し抜いた男だから、あれで満足だったのかな...同じ女性なのに分からない。
もしかしたら、ここまで誰かを愛せた自分を誇っていたのかもしれないね。
ある意味で自己満足、そうすることで自分で自分にケリをつけられたのかな、女性たちは。
しかし美味しいとこ食いだな、豊は。
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*当方、平和主義者ですのでお手柔らかに...。