【全日本プロレス】6/25 後楽園ホール

全日本プロレス
2006年6月25日（日）後楽園ホール　12時開始

（選手は敬称略です）

<RO&D Time>

TAKAの入場曲に乗って出てきたのはRO&Dスタイルの菊タローとケアで、場内は混乱と笑いの渦。
TAKAみちのく選手は試合に集中するために開幕式も欠席。
「俺たちの名前を言ってみろ〜！」とTAKAばりに叫ぶも、場内は失笑。
ケアは訳が分からないとばかりに首を捻ってばかり。
その後、VM。
本日から？TARUは、細い棒から水が出る道具を持参して、場内へお水を振りまきながら登場。
今シリーズのVMのテーマは「デブ抹殺」らしく、会場にいるデブ(私もですな)のお客をイジリ倒す。
お馴染みYASSHIは、RO'Zに向かって「このデブ！！」の一言連呼のみで、ちょいサブい雰囲気。
TARUさんのマイクはムカつくけど、笑わせるし、素晴らしいのに。
雑誌だと悪一色だけど、実際はマイクでも試合でも笑いも取る、面白い人です。
最後の「RO&Dブイヤー！」は、ケアとRO'Zが菊タローを投げ飛ばして2人でバッチリ決めてくれました。

<第1試合>
渕正信　○平井伸和　vs　荒谷望誉　●菊タロー
(9分00秒　ヒライエンド)

平井に対しての観客は、応援する人と野次が本当に極端で不思議。何かしたの？
コール時にテープが舞っても、私の後ろは超ブーイングだし。
確かに平井は目立たないけど、地味に効きそうな技とかあるし、結構なテクニシャンだと思うけど。
淵の荒谷に対する頭を引き摺ったジャイアントスウィングや会場からのリクエストも、菊タローのお笑いも定番で大満足。
この枠は残し続けて欲しいけど．．．荒谷ってもっと強いと思うな。

<Jr.リーグ戦　開幕式>

ヴィールス→YASSHI→MAZADA→土方→竹村→中嶋→カズの順で入場(多分)。
中嶋くんへの声援が凄く多かったです、期待の星なのね。
私も期待しているけど(いや、既にもう凄いかな)、まだまだ上の方には、お前なんか及ばない！くらいに強い存在でいて欲しい。(前に、川田が中嶋くんをボコボコにして会場からブーイングされていたけど、あれで良いと思う。)
「4人ずつの2ブロックに分かれ、それぞれのブロック上位1名ずつが最終戦での決勝戦へ進む。」というルール説明を終えた瞬間にYASSHIがマイクを持って、お馴染みのカスヤロー口撃。
ヴィールスが、「何？」みたいな感じでMAZADAに話し掛けると、「気にするな」みたいな応答をしてリングを一緒にリングを降りました。
他の皆さんも「何だコイツ」的な感じで、叫び続けるYASSHIをシカトして退場。

<第2試合　Jr.リーグ戦>
○竹村豪氏　vs　ヴィールス●
(10分32秒　M9→片エビ固め)

ヴィールス凄ぇ！でも竹村はもっと凄ぇ！！
身軽な攻防のヴィールス、しかし竹村のパワーが勝利。
ヴィールスって飛び技が軽快で、観ていて楽しいけど、勝ち星を挙げられるだけのダメージを負わせることが出来るのか疑問でした。
何か、全体的に良くも悪くも軽いというイメージです。
メキシコでは凄いらしいから、今日は決め技が出せなかっただけかな？
魅せて沸かせるけど、負けキャラで来た感じが否めない。

<第3試合　Jr.リーグ戦>
○土方隆司　vs　"strong"YASSHI●
(3分24秒　右ハイキック→レフェリーストップ)

いいですねぇ〜、土方。蹴りに力があって、いい(⌒∇⌒)
でもやっぱり、NOSAWAさんに出て欲しかったよ。
YASSHIはコール直前に、いつも履いている長いスカートのようなコスチュームを脱ぎパンツ一丁(初めて見た！)、名前もstrongに変えてと、実はそれなりに気合いが入っているのかな〜と。でも細いっすね、他のレスラーに比べると小さい。
土方はYASSHIの「ビビッとんのかぁ！」という挑発にキレ、突然ハイキックを繰り出し、YASSHIをKO+おまけのパンチ2発付き。
とても綺麗に決まり、改めて土方の足に惚れ惚れしました。
爽快でした．．．が、総合かと思っちゃったよ。

<第4試合　Jr.リーグ戦>
○カズ・ハヤシ　vs　TAKAみちのく●
(28分05秒　ファイナルカット→片エビ固め)

TAKAは、確か勝負所でのみ使用の白パンツで登場。気合いが入っていましたね。
入場時は黒ガウン、リング上ではタオルで顔を隠してコーナーに腰を掛けカズを待つ、今までとは全く違います。
初めは意地の張り合いっぽい、足攻めの攻防が続いていたけど、途中からは．．．やっぱり完治どころか、とてもじゃないけど本調子とは言えない様子。
カズは嫌な奴だ。
異様とも言えるほどの膝狙い。全く狙わないのも変だけど、そこまでかと。
勝ちに向かって？非情で卑劣なカズを初めて観たので、新鮮で良かったです(どっちやねん！)
中盤、膝への攻撃でかなりのダメージを追ったTAKAが「うぉ〜！」と叫んで、カズへグーパンチ！
こんなにも感情剥き出しのTAKAも初めてで、ビックリしました。
何度もジャストフェースロックが決まったけど逃げられ、TAKAも足四の字を逃げたけど、ファイナルカットで決まり。
カズが膝に照準を当てていたようなので、寝転がっている場面が多かったです。
最後、カズが握手を求めるように右手を差し出していたけど、TAKAは迷った挙げ句？カズを指して(何か言ったのかな？)リングを降りて行きました。
この2人は組んでも戦っても、私は大好き。

<第5試合>
佐々木健介　中嶋勝彦　●雷陣明　vs　鈴木みのる　○NOSAWA論外　MAZADA
(15分53秒　アキレス腱固め)

初め、「健介、出て来い！」と挑発する3人。いざ出てきたら、即座に下がる鈴木みのるとMAZADA、1人取り残され戸惑うNOSAWAさん。
NOSAWAさんのキャラは最高です(⌒∇⌒)
タッチを断られたり、健介の逆水平に半泣きだったりと最高。
中嶋くんに蹴られ、「お母さ〜ん！」と絶叫したNOSAWAさんに、鈴木みのるもMAZADAも爆笑でした。
鈴木みのるは誰にでも合わせられる天才肌なのね。
NOSAWAさんキャラにも染まり、健介キャラにも染まりと。本当の鈴木みのる独自の試合ってどんなのだろう？
愚連隊の連携にも入り、カットした後レフェリーに見つからないように走ってリングサイドに戻ったり(NOSAWAさんも真似したけど、戻るのが遅くて見つかり、レフェリー激怒)と面白かったです。
愚連隊のコンビネーションも最高。竹村も来たけど、私はこの2人タッグが1番好きです。
最後はみのると健介が南側で、MAZADAと中嶋勝彦くんが北側で乱闘中にNOSAWAさんがアキレス腱固めで雷陣からギブアップを奪い決め、本人が1番大喜び。
3組みが別の場所で暴れていたため、決まった瞬間、会場は「えっ？」って雰囲気でしたけど。
ちなみにMAZADAはセコンドの竹村を使っての攻撃が誤爆となり、そこから中嶋勝彦くんに押されていました．．．中嶋勝彦くんに押されるような人じゃない(MAZADA贔屓です)。
しかしシングルやNOSAWAさんとのタッグでは最高なのに、他の誰かになると全くMAZADAの良さが出ていないような気がするのね。

<第6試合>
武藤敬司 　吉江豊　●ブルート一生　vs　TARU　○諏訪魔　近藤修司
(15分15秒　ラリアット→体固め)

最早、連携とかいうレベルじゃなく、VMは個人の力が凄いのかも。
近藤は本当にJr.なのか？と疑いたくなる。
あの太ももと言い、何も出来なかったけど吉江を抱え上げたもん。
武藤さんはお決まり技を一通り披露して、終わりに近藤(多分)にやられて最後までリング下で大の字。
吉江はケツにパンツが食い込みすぎで観たくない。
ブルートは攻められて、決まった後もやられ続け、最後は男泣き。悔し泣きですね、相当捕まっていたから。
コスチューム上半身を脱がされてニヤニヤ諏訪魔にお腹を掴まれたり、逆さY字で股間に水をかけられてからTARUの振り下ろしキック、最後はTARUが踏んだパンを口に入れられたりと散々。
それだけの体格の持ち主なんだから、将来は期待出来ると思うぞ。
諏訪魔は凄いよね。
最初は嫌いだったけど、一レスラーとしてはかなりの実力の持ち主だと思われます。
ヒールも板につき、あのニヤニヤ顔も似合っていて不気味。

<第7試合>
小島聡　●嵐  vs  太陽ケア　○RO'Z
(15分47秒　ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)

ちょっとメンバーが地味すぎたかもね．．．嵐が出ると静まり返り、小島が出ると野次．．．みたいな感じでした(私の後ろは正にそうだった)。
今日の小島の逆水平連発はいつもにも増して迫力不足。
ケアの波乗りスープレックスは、ジャーマンみたいで決まり不足。
RO'Zのセカンドロープからのムーンサルトは、嵐を飛び越えて決まらず(避けられていないのに自爆)。
嵐は動きが鈍い、スローモーションかと思った。
でもRO'Zは体が大きいのに身軽で、本当にジャマールを思い出す。
やっとRO&Dに定着してくれる新メンバーなのかな？と期待を持たせてくれる人です。
私的にはモーガンにいて欲しかったけどね。 あんなに素晴らしい人が負けキャラで終わったなんて、全日は惨い。
試合が決まった後も小島とケアはやり合っていました。
やっとケア一筋でいってくれるのねぇ。 三冠はケアの勝利と予想します。